病気休暇と休職の繰り返し【公務員に復職するまでの長い闘い】

どうもアゲハです。

私は以前うつ病を患い、睡眠障害となった経験があります。

上司からのパワハラ、業務上のストレスにより衰弱した私は不眠となりました。

私は不眠ごときで、と病気休暇を取ることをためらい、有給休暇を消化して睡眠障害を克服しようと努力しました。

しかし、その努力も虚しく症状は悪化し、約1年不眠に悩む日々を送ることとなってしまいました。

病気休暇と休職を繰り返し、療養に専念した結果、不眠症を克服することができましたが、症状がひどくなる前にきちんと療養に努めておけば、と後悔しています。

今回は不眠症に苦しんだ私の味わった教訓と、私が試した不眠対策を紹介していきます。

私と同じように仕事のストレスにより眠れずに困っている方の参考になれば、と思います。

たかが不眠だと思っても侮らずにきちんと療養に努めましょう

本人が眠りたいのに眠れないと訴えても周りの人からは、夜更かししてるから悪い、というような印象を持たれてしまいます。

睡眠障害という理由だけでは仕事が休み辛いため、無理をしてしまう人がいますが、睡眠障害を侮ってはいけません。

睡眠障害を放置しておくと、体内時計が完全に狂ってしまい、元に戻すために長期間の療養が必要になってしまいます。

仕事のストレスや不安によって寝付けない日が何週間も続いている、というのであれば、自分が病気になっているということを自覚し、療養に努めることをオススメします。

心療内科や精神科に行き、「業務上のストレスにより加療を要する」といった内容で診断書を記載してもらえれば、病気休暇を取得することはできます。

きちんとした手続きを取り病気休暇を取得したり、休職となれば職場復帰の可能性はありますが、病気を放置すれば私たちの人生に大きな傷を残してしまう可能性があります。

周りの目が気になるから、たかが不眠だから、と思って放置しないことをオススメします。

決まった時間に眠り、決まった時間に起きる、という習慣ができていない事実は、私たちの健康を害すものだと意識しましょう。

私が試した不眠症対策

病気休暇と休職により仕事のストレスから解放された私は、狂った体内時計を改善する必要がありました。

心療内科や精神科で不眠の相談をし処方された睡眠導入剤を服用すれば確実に眠ることが不眠の問題は解決できました。

しかし、私は軽い睡眠導入剤では効果がなく、副作用がきつい薬に頼らないといけませんでした。

せっかく寝付けたとしても、寝起きが悪く、ふらつきや吐き気により出勤できるレベルではありませんでした。

これから紹介する不眠症対策は薬を使わないで眠れるようになるために試みた方法になります。

1 眠る1時間前にスマホやテレビを見ない

電子機器から発せられるブルーライトにより、脳が覚醒状態となり眠りを妨げるということを聞き、実践しました。

眠る1時間から部屋を真っ暗にして、布団の中に入り目をつぶる生活に変更しました。

テレビは消し、スマホを一切見ないようにしました。

2 寝具を変える

体に合わない寝具はストレスの原因となり、眠りを妨げるという理由から寝具を見直しました。

量産型の布団と枕を、オーダーメイドのマットレスと枕に変え、快適な環境を目指しました。

3 アロマを焚く

ラベンダーなどの香りは、入眠作用に効果があるということを知り、アロマ加湿器を購入しました。

日によってベルガモットという柑橘系に匂いを変えるなど、快適な環境を探りました。

4 寝る前に入浴する

私は朝風呂派でしたが、眠る1時間半前に入浴をするようにしました。

入浴後、時間の経過とともに体温が低下する際に、眠気が生じるということを聞いた私は入浴時間を変更しました。

5 酸素カプセルに入る

酸欠による自立神経の乱れが不眠の原因になるということを聞いた私は、近所のサロンに行き、酸素カプセルを体験しました。

睡眠時無呼吸症候群でないことは、以前検査した際に明らかになっていましたが、日中のストレスによる呼吸の乱れにより酸欠となっている可能性があったため、体験することにしました。

6 カウンセリングを受ける

仕事への不安が睡眠障害の原因だったため、私は不安を取り除くためのカウンセリングを受けました。

眠りを妨げる心の傷を特定し、その傷を癒すための作業に取り組みました。

7 サプリメントを接種する

就寝に必要なメラトニンというホルモンが不足していることが不眠の原因となっている可能性があったため、メラトニンサプリを接種するようにしました。

不眠が治った現在のスタイル

私が不眠症を克服するために役立った方法は、「5 酸素カプセル」「6 カウンセリング」でした。

今では夜になると自然に寝付くことができ、朝も苦労なく起きることができるようになっています。

部屋を真っ暗にすると不安で眠れなくなるので、テレビをつけたまま眠るようにしており、眠る直前までスマホをいじっています。

アロマは気分で焚いてる日ありますが、アロマの香りがなくても眠れています。

メラトニンサプリメントも同様に、接種してもしなくても変わりがなかったので、節約のため接種をやめました。

夜に入浴するとテンションが上がってしまうので、朝風呂に戻しました。

睡眠をとるための理想的な環境と現実

不眠に悩む私は睡眠をとるための理想的な環境を手に入れるために本を読んで勉強しました。

先ほど紹介した不眠症対策のいくつかはそのときに得た知識を実践したものです。

様々な睡眠の本を読みましたが、部屋を暗くする、ブルーライトを見ない、寝る前の入浴といった方法はどれも共通していました。

しかし、これらの方法を実践しても私の不眠は改善されませんでした。

不安症から不眠となっていた私は、部屋を暗くすることによってより不安が大きなものとなりました。

また、寝る前に入浴したとしても、不安による体温の変化が、私の眠気を遠ざけることとなりました。

少し話が変わりますが、私の友人に睡眠を十分にとることができている人がいます。

その人は寝るときに部屋を真っ暗にすることを嫌い、毎日オレンジ灯をつけて眠っています。

眠る直前までスマホで動画を見ているのにも関わらず、目をつぶればすぐに眠ることができます。

目の下に隈ができたこともなく、毎日快眠で日中眠くなることもなく、仕事も最高のパフォーマンスです。

人体の構造上、理想の方法として紹介されていたとしても全ての人に当てはまることではないということです。

毎日ブロッコリーを食べているからといって100人が癌にならないとは限らないのと同じで、理想と現実は違うということを実感しました。

不安と酸欠が私の不眠の原因だった

元々は仕事の不安で眠れなかった私でしたが、いつしか眠れないことに対しても不安を抱き、より眠れない状況に陥っていました。

眠れない不安を解消するために効果的だったのがカウンセリングでした。

眠れない自分を受け入れることができ、私は穏やかに入眠することができるようになりました。

また、不安やストレスによる酸欠も不眠の原因となっていたことも判明しました。

酸素カプセルに入るまでは、毎日体が重く水の中で溺れているような感覚がありました。

毎日疲れ切っているのに、苦しくて眠れないような感覚でしたが、酸素カプセルに入った後は、苦しみから解放されました。

体は軽くなり、呼吸がとても楽になりました。

眠る前に感じていた息苦しさもなくなり、眠気がスムーズに来るような感じになりました。

人それぞれの不眠の原因と快眠法がある

私は色々試した結果、不安と酸欠に不眠の原因がありました。

よく見かける、睡眠を妨げる原因、にはあまり関係のないものでした。

できれば今後もより良質な睡眠を望んで、睡眠を妨げる原因、の排除に努めていきたいと思いますが、まずは眠れるようになったのでよしとします。

不眠症に苦しんでみて一番良くなかったのは、眠れないことに不安を感じすぎていたこと、だと思っています。

これまでの人生で当たり前にできていたことに敏感になりすぎて、自分で自分のクビを締めていました。

当たり前のことができない状態で無理をしてはいけない

不眠を克服できたことは、今後の人生にとってもとても重要なことだと感じています。

これまで当たり前にできていたことが急にできなくなりパニックになりました。

自分の人生はこのまま終わってしまうのではないか、絶望していた時期もあります。

しかし、冷静になる時間を設け、適切に対応することができれば解決することができるのだ、ということが分かりました。

もし私と同じように不眠に悩んでいる方、その他食事が喉を通らないなど、日常生活に支障を来すような状態に陥っている方がいましたら、とにかく無理をしないようにしましょう。

病気休暇や休職といった制度は、そんな方たちのためにある制度です。

一時の無理で、今後の人生を傷つけてしまわないようにしましょう。

とにかく自分をいたわって、世間の荒波を一緒に乗り越えていきましょう。