【鬱病の診断書】公務員がうつ病により病気休暇や休職する際の注意

どうもアゲハです。

現在の職場が合わないという理由で体調を崩されている方がいらっしゃると思います。

上司からのパワハラを受けていたり、クレーム対応を延々とさせられる部署であったり、精神攻撃を食らい続けることによってうつ病や不眠症になったり、胃に穴が開いてしまう可能性だってあります。

その状況で通勤し続けたら、病気は悪化してしまい取り返しのつかないことになる可能性があります。

私にとっての仕事というのは、あくまでも生きるための手段であり人生ではありません。

仕事をすることによって生命が危険に冒されるような場合は、是非命を優先すべきだと考えます。

たとえ軽いうつ病であったとしても、放置すれば生命が危険に冒されてしまう可能性があるのですから慎重に対処しなければなりません。

ということで、今回はそんなうつ病や不眠症などの精神疾患にかかってしまった場合の、病気休暇や休職を取るための診断書について紹介していきます。

診断書を書いてくれる病院の選び方

うつ病などになってしまった場合、症状は様々ですが活力がわかなかったり、何をしても楽しくなかったり、悪いことばかり考えたりするような場合は、すぐに病院に行きましょう。

受診する科は心療内科、精神科で大丈夫です。

最近は小さなクリニックでも心療内科、精神科、内科の全てを見てもらえるような病院が増えてきているので、「心療内科だけ」「精神科だけ」の病院を選ばないといけないという訳ではありません。

そして、病気休暇や休職のための診断書をすぐに書いてくれるような病院を探しましょう。

ただ、こればかりは受診してみて先生にお願いしてみないとわかりません。

例えば、「仕事のストレスで眠ることができず、仕事のことを考えると吐き気がします。職場に行くと強い不安に襲われて動悸がするので病気休暇を取りたいと考えています。」といった内容で相談をしたとしてみます。

診断書をすぐに書いてくれる先生であれば、「どんな仕事をされていますか?」とか「何カ月休みたいですか?」とか診断書の文章を考えながら話を聞いてくれます。

一方で、診断書を書くことを渋る先生であれば、「とりあえず不安を抑える薬とよく眠れる薬を出すから。」と言ってきます。

診断書をすぐに書いてくれる先生はこちらからの「休みたい。」という言葉に反応して何も言わずに診断書を用意してくれるのに対して、診断書を渋る先生は、「薬を飲んで頑張ってみようよ。」と言って全くこちらの要望をかなえてくれることはありません。

私がやってしまった病院選びの失敗

私は以前に病気休暇と休職を経験したことがあります。

理由は上司からの執拗なパワハラによるうつ病の発症でした。

上司のことを考えて夜も眠れず、眠れたとしても悪夢と起きてしまう毎日を送り、職場に行く道中眩暈がして吐いてしまったり、職場に行っても常に100m走をした後のような動悸がしていました。

私はすぐに近所の心療内科へ通院し、状況を説明しました。

「上司からのパワハラにより生きているのが辛いので休みたい。」

と一生懸命伝えましたが、その病院の先生は「薬を出してあげるから頑張ってみよう。ここまで頑張ったのにもったいない。」と言い出しました。

私は「もったいない」の意味が理解できませんでしたが、診断書を書いてもらうには「時間がかかるんだなぁ、、、」と諦めて2週間薬を飲みながら出勤しました。

ただ、薬を飲んでも根本的なパワハラ上司の問題が解決していなかったのでほとんど効果はなく、その2週間もずっと同じ症状で苦しみ続けることとなります。

唯一睡眠薬が効いて眠れるようにはなりましたが、悪夢で寝起きが最悪な日々も続きました。

2週間の薬を終えた私は再び先生に「そもそもパワハラの問題が解決してないから薬を飲んでも効果がなかった。」と伝えて診断書を書いてもらうようお願いしました。

しかし、先生は「薬が効いてくるのは1カ月だからねぇ。ここまで頑張ったのにもったいない。」と言って、また謎の「もったいない」が出てきました。

私は気持ちを理解してもらえない怒りを抑えながら、そこからさらに3週間薬を飲み続けましたが結局薬の効果は変わりませんでした。

その後も私と先生のやり取りは繰り返しで、3カ月間薬を飲み続けて出勤することとなりました。

先生の謎の「もったいない」発言は虚しく、3カ月間パワハラを受け続けた私の胃には胃潰瘍もできてしまい精神の状態も良くなることはありませんでした。

私の心の中では「根本の原因が解決してないから、薬でいくら誤魔化そうが何の解決にもならないでしょ、、、」と先生に対しての怒りと不信感が募っていました。

そして、3カ月を過ぎた頃に「薬が効かないので診断書を書いてください。」と私は伝えました。

すると先生は、「ここまで頑張ってるのにもったいない、、、」とまた薬を出して私を帰らせようとしました。

我慢できなくなった私は「先生は診断書出すのが嫌なんでしょうか?」と言ったのですが、「いやぁ、ここまで頑張っているんだからもったいないなぁと思って。」という返事しか返ってきませんでした。

ついに私はその病院の通院をやめることを決断しました。

謎の「もったいない。」に振り回された挙句、私は3カ月で1万円近くの薬代を払わされ、当初からの目的を果たせず疲れ果ててしまいました。

病院を変えた直後の出来事

私は「もったいない」病院から再び診断書を記載してもらえる病院を探すこととなりました。

そもそも自分が勝手思い込んでいただけで、「診断書を書いてもらうために時間はかかるものなのか?」という疑問を解消したくなりました。

私はとりあえず心療内科や精神科であればどこでもいいと思って、「もったいない」病院の近くにあった心療内科に通院することにしました。

「もったいない」病院はクリニックの割に大きな病院だったのですが、次に選んだ病院はこじんまりとしたクリニックでした。

紹介状もなく一から職場でのパワハラについて説明し、病気休暇を取るための診断書を書いてもらいたいと先生に伝えました。

すると先生は、「今はどんな仕事なの?パワハラってどんな感じのやつ?」と私の話をしっかりと聞きとってくれました。

「もったいない!薬を出すよ!」しか言わなかった病院とは大違いで、私の話を聞いてくれた先生は、「診断書を出すから、ゆっくり休んで。あと定期的に通院して状況を教えてね。」と言ってきました。

薬を出したがる訳でもなく、診断書をサラッと書いてくれた先生には本当に救われました。

そこから病気休暇をとった私は休職の後、パワハラ上司との別れを気に復職することができました。

自分がどうしたいかで決めるべき

心療内科や精神科の病気は目に見えないものなので、専門家の先生であったとしても、病気を完治させることはできません。

特に私のようにパワハラといった明確な害がある以上は、それを取り除かない限り薬を飲もうが解決になりません。

確かに強い薬を使えば使うほどに感覚が鈍くなり、パワハラを気にしないレベルにまで意識を持っていくことができるかもしれません。

しかし、それは薬を手放せない生活を続けないということになります。

パワハラ上司と一緒にいる以上、薬物中毒者のように薬の手放せない生活を送らなければならないということになってしまいます。

ただ、目に見えない病気だからこそ、あとは私たちがどのようにしていきたいのかを決めるしかありません。

医者としては、薬をたくさん出すことによって儲かるのですから、薬は出せるだけ出したいと考えるでしょう。

先ほど紹介した「もったいない」先生のように薬を出し続けたら儲かるのですから、私の体調や要望を考慮する必要なんてありません。

もしも薬を飲み続けてでも出勤をしたいというのであれば、精神科や心療内科の先生からしたら薬を出せるいい機会なので喜ばれることでしょう。

しかし、もし私のように明確な病気の原因があって、それを取り除かない限りどうしようもないというのであれば、薬を飲むことよりも何よりも病気の原因と距離を取ることをオススメします。

こればかりは完全に私たちががどうしたいかの問題で、もし病気休暇や休職をとりたいと思うのであれば「薬ばかり処方して診断書を全く書いてくれない」病院には行かないことです。

「いつかは診断書を書いてくれるだろう。」と同じ病院に通い続けるのではなく、初診で診断書を書いてくれるような病院を見つけるべきです。

私は当初「診断書を書いてもらうのには相応の受診回数が必要だ。」と考えたことによって多くの時間、精神力、お金を無駄にしました。

しかし、実際は「診断書をすぐに書いてくれる」病院は存在しています。

病気である以上はお医者さんの言う事を聞くべきであるというのに間違いはありませんが、ただ病気休暇や休職については「まず自分がどうしたいのか」という所から考えてみてください。

お医者さんの言うことは正しいかもしれませんが、全てのお医者さんが私たちの体調、要望を尊重してくれているとは限らないということを伝えておきます。

そもそも「頑張ろう!」と言ってくるお医者さんは、私たちの話を全く聞いていない人ばかりなので、「頑張ろう!」という言葉が出た時点で通院を継続した方がよいでしょう。

私たちの人生は私たちだけのものなのですから、後悔のない選択をしていきましょう!