【楽だと思って入った市役所】公務員の仕事はつまらないし難しい

どうもアゲハです。

私は市役所で働いていますが、市役所で働くことを望んだのは仕事が楽そうだったからです。

「適度な仕事をこなして定時に帰宅、可もなく不可もない日常を過ごしながら、年功序列の給料で適度な生活を送る。」

こんなことを考えて、必死に3年間勉強をして市役所に合格しました。

しかし、実際に市役所に入ってみると、絶望しました。

なぜなら、市役所の仕事は想像以上につまらなくて、難しかったからです。

今回は市役所の仕事の本音について語ります。

これから市役所を目指す人の参考、いま市役所に務めている人の共感を得られたらよいなと思う。

基本的に仕事内容は楽だけど難しくさせられる

公務員の仕事、市役所の仕事は法律や条例に定められた作業を淡々するだけの仕事内容になっています。

どんな小さな仕事であっても決められた規則に基づいて仕事を行うため、基本的にはとても難しい仕事を行うことはありません。

本当に難しい仕事をするのは官僚と呼ばれる国家公務員だけで、市役所の仕事は極端な言い方をすると大したことがありません。

ただ、そんな単純な仕事も腐った職場環境によればとても難しいものとなってしまいます。

仕事を理解している人間がいない

しっかりと仕事内容を理解した人間が、次の世代に仕事を継承していけばそんなに大したことはしていません。

複雑な業界用語のようなものを使った資料やグラフを作るような仕事もありますが、それもしっかりと理解している人から継承されていれば単純作業になります。

しかし、仕事を理解している人間がいないというだけでとても難解な仕事に変わってしまいます。

最近の公務員は人手不足により仕事量がとても増えているのにも関わらず、単純な作業を理解している人がいないという理由で難解な仕事が山積みになってしまいます。

何故このようなことが起きてしまうのかと言うと、それは昔からの公務員の体質にあります。

「できる人間だけがやって、他の人間は一切関与しない。職場内で無駄な飲み会はたくさんやる癖に仕事の情報共有は全くできていない。」

ということが理由になります。

昔の公務員は怠け者ばかりでしたが、誰かが仕事をしないといけません。

そこで数少ない真面目な人間が仕事をするのですが、そこで手に入れた知識を怠け者が欲しがるわけがありません。

「できる人間がやってくれるなら自分には必要ない。」

この精神により、知識のある人が定年退職してしまうと誰にもその知識が継承されず、単純であったはずの仕事が難解なものとなってしまいます。

悪意を持って仕事を教えない

公務員は定年までクビにならないという安心感からか、人を潰すようなサイコパスが多く存在しています。

そんなサイコパスがやる一つの攻撃手段として、立場の弱い後輩に仕事を教えないというものがあります。

シンプルに仕事を教えて自分が楽になることよりも、仕事を教えずにその人が仕事で苦しむのを楽しむような輩が多数存在しています。

ただ自分のひねくれた欲求を満たすためだけに行われるこの嫌がらせにより、単純な仕事も難解なものとなってしまうのです。

色んなスキルが求められる

公務員の仕事はこれまでの公務員の体質やサイコパスのせいで複雑なものとなってしまいます。

一方で、公務員として働いて行くためには様々なスキルが求められます。

市民からの罵りを回避するスキル

「給料泥棒。」や「仕事をしていない。」、「どうせ暇なんだろう。」という市民からの罵りに堪えないといけません。

大して税金も払っていないような市民がこのように罵ってきます。

高納税者であれば罵る暇もありませんし、そもそも自分よりも低収入の公務員を憐れに思っていますので、罵ってくることなんてありません。

公務員として市役所に勤めると、自分よりちっぽけな人間に罵られないといけないという煩わしさと付き合い続けなければなりません。

同じことを淡々とするスキル

1年間に決められたことをずっとやり続けないといけません。

大した変化もなく同じことを何度も繰り返さないといけません。

変化が訪れたとしてもそれは望ましい展開ではなく、単純に仕事が増えるだけで、気持ちを切り替えるどころではなくただストレスが溜まるだけです。

色んな角度から文句を言ってくる上司を避けるスキル

市役所には無駄に担当を分ける風潮があります。

どの仕事はどこの課、どこの係だと言って市民をたらい回しにするのが好きなのですが、その細分化が職員を苦しめています。

1つの仕事なのに上司がたくさんいて、当然それぞれの人が様々な意見を言ってきます。

AさんとBさんがいいと言っているのに、Cさんがダメだと言って話が水の泡になったり、AさんBさんCさんの言ってることが違っていてAさんの言うことを聞いたらBさんとCさんに怒られたり、とにかく指揮系統がめちゃくちゃでストレスが溜まります。

不本意な仕事に耐えるスキル

犯罪を犯した人間は刑務所に行き、刑を終えて出てくると当然一文無しの状態です。

どれだけ凶悪な事件を起こして許せないような人間であっても、そいつのために仕事をするのは行政となります。

生活保護の担当がそいつの相手をすることになるのですが、市役所に勤めている限りいつ生活保護の担当にさせられるかわかりません。

許せないような犯罪者のために仕事をしないといけないという不本意さに耐えなければいけません。

それ以外に災害で家が倒壊したときに何故か謝らないといけなかったり、公務員の仕事には不本意さばかりです。

公務員の仕事はつまらないし難しい

以上が、楽そうな市役所の実態です。

市役所で働くと実は仕事内容が難しく、定年まで働くためにはたくさんの精神的なスキルがと必要となるのです。

実際は入庁する市役所、配属される部署によって異なりますが、基本的には市役所の仕事を定年までし続けていくためには必要不可欠なスキルでしょう。

昔の公務員優位の時代であればこのようなスキルは必要なかったかもしれません。

市民から上から目線で最低限の仕事をして、歳を取れば取るほどに給料が上がり、年金も退職金も保証されていた公務員の黄金時代であればこのようなスキルはなくてもやっていけました。

今ほど休職者も中途退職も少なかったことが何よりもの証拠です。

しかし、今ではそんな黄金時代の見る影もありません。

楽そうに思えて実は公務員の仕事は難しい時代となっているのです。

今後、公務員として市役所や区役所、役場を目指す方は私の意見を是非参考にして進路を決めていただけたらと思います。