
どうもアゲハです。
人事異動と無縁な落ちこぼれの私

人事異動は相変わらずクビ切りの道具
私以外の異動を見ても、残念な内容でした。
昨年度と同様に、各部署の業務量や内容、職員の適正も考慮されていません。
たとえば
- 人事部署に人員を補充している一方で、業務量がとても多い部署に人が補充されていない
- 明らかに、人の上に立つべきでない人間が出世している
など
人事異動が職場環境を向上するためのイベントではないように思えます。
人格的に問題のある人間が出世している姿を見ると、裏で政治や宗教的な力が働いているんだろうな、と感じてしまいます。
これらは序の口、昔から起こる出来事です。
私が一番気にくわないのは、人事異動が病気休暇を取得した職員のクビを切るための道具に使用されていることです。
公務員は人事評価制度の導入により低評価を与えて解雇が可能になったものの、解雇するまでには低評価を与えるため数年の期間が必要です。
病気休暇中であれば評価することもできないため、制度を利用した解雇が難しいのが現状です。
早期の人件費削減をするためには、今までと同様に人事異動を用いて退社に追い込むというやり方しかなく、人事異動がクビ切りのための道具とし使われることもやむを得ないことです。
また、制裁人事という名目で
- 仕事ができない職員
- 仕事をしない職員
をキツイ部署に配属するということであればわかります。
しかし、私の職場では、病気休暇を取った職員についても同様にみんなの嫌がる職場に配属されます。
人事異動の一覧表を見たら、一目でわかるくらい露骨に、問題のある職員が同じ部署に配属されています。
- 復帰してもどうせすぐに休むだろう
- もう使い物にならない
というような本音が聞こえてきそうです。
みなさんの職場の人事異動はどのような感じでしょうか。
お仕置き部署で無力を感じた振り返り
私は既に落ちこぼれ職員として制裁をくらっています。
嫌なら辞めろ、という言葉が聞こえてきそうです。
というのも、以前は私なりに落ちこぼれから這い上がるための努力をしていた時期がありました。
現在のお仕置き部署に配属されてから3年ほどは、抜け出すために一生懸命アピールをしました。
- 仕事を頑張ってアピール
- 参加したくない飲み会に参加してアピール
- 無意味な勉強会に参加してアピール
- 休日返上のボランティアに参加してアピール
- 上司や人事担当に直談判してアピール
- 病気休暇をとってアピール
後半はもうヤケになっていましたが、できる限りの方法で希望部署への異動を実現しようと努力しました。
しかし、どんな方法を試しても全く見向きもされませんでした。
- 仕事をどれだけ頑張っても評価されることはない
- 勉強会に参加しても評価されるのは同じ人間
- 飲み会に参加しても、幹部の人が泥酔していて覚えてもらえない
一度ダメ職員のレッテルを貼られてしまえば、やり直しの機会など与えられません。
私の職場では、その人がどれだけ優れた能力を持っていたとしても、たった一度パワハラ上司の下で働いたことで病休を取ろうものなら、その人はお仕置き部署に送られてそれまでとなってしまいます。
人事異動の発表は、やれるだけのことを試して異動できなかった、という自分の無力を思い出す時期です。
人事異動に振り回されずに生きていくために
以上が私の職場での人事異動でした。
みなさんの職場では適性な人事異動は行われていますか。
一生懸命頑張って評価されているのであればうらやましい限りです。
ただ、私と同様に評価の挽回をはかったのにダメだったという人もいるはずです。
そんな方々にオススメしたいことは、公務員が全てではない、と思い返していただくことです。
公務員しか道がない、と考えてしまうと、毎年の人事異動で辛い思いをすることとなります。
どれだけ順調な公務員人生を歩んでいたとしても、ふとしたきっかけでお仕置き部署に配属されるかもしれません。
雇われている限り、私たちのような駒は良いように使いまわされて捨てられるだけです。
良い思いをするのは駒を動かすトップの人間だけで、いつまでもその運命からは逃れられません。
身を削るような残業をしても、仕事のアピールや飲み会の参加による付き合いのアピールをしても、残るのは無理をしてきた代償だけです。
評価を気にして、自分の公務員人生を変えるために時間を使うくらいなら、公務員を辞めても生活していけるような生活力を身に着けていくべきです。
いつクビになっても生活していけるようなスキルを一緒に身に着けていきましょう。
当時の私は毎年の人事異動の時期には精神不安定になっていました。
発表のある3月の初旬から気持ちが落ち着かず、報われない結果を受けて落胆していました。
人事異動が私の人生を決めるほど大きなイベントとなり、3月に入ると1か月間は自分の人生を見失っていました。
そんな私も今では、異動なんてどうでもよい、と思えるようになっています。
実際公務員をやめれる準備はできていませんし、やめれるかもわかりませんが、公務員以外の人生に視野を広げることで解放されました。
当時の私は体だけでなく、心も考え方もお仕置き部署に縛り付けられてしまっていたのでしょう。
- 私たちの人生は私たちにしか送ることができません
- 人事異動なんて私たちの人生にとっては全く価値のないイベントです
人事担当がいかに優れていて適性が見れているとしても、私たちの能力を最大限に発揮するのは私たちです。
人事異動に縛られて、憂うつな時間を過ごさないで良いように、これからも一緒に視野を広げていきましょう。