【公務員をクビにならない時代の終焉】人事評価制度の導入と解雇

どうもアゲハです。

地方公共団体に人事評価制度の導入を義務づけた地方公務員法が平成26年5月に公布され、平成28年4月1日から施行されました。

私の職場でもこの人事評価制度が導入されてはや数年が経過しますが、未だに意図がわからない制度となっています。

もっと言えば、人事評価は権力者がその権力を行使し独裁を行うための武器であり、私たちのような末端の職員からしたら怖ろしい制度でしかありません。

今回はそんな人事評価制度というものについて紹介していきたいと思います。

これから公務員を目指す方におかれましては、人事評価制度というものの存在を意識して進路を決めていただきたいと思います。

昔のような「楽な公務員」を求めて、公務員を目指しているような方に今一度お考えいただく機会を提供できたら幸いです。

人事評価制度の目的(建前)

総務省いわく、人事評価制度が導入された背景としては、公務員の数が減って求められるものも難しくなったという理由からのようです。

様々な要望に応えることのできる少数精鋭の公務員を育てていきましょうというのが人事評価の目的となっていて、その過程で上司との意見交換を増やしたりする場を設けて、絆も深めていけたらいいよねという内容になっています。

「これまで数だけ多くてダラダラと仕事をしていた公務員ではダメなんだ!」

「これからは能力のある人だけで力を合わせて苦難を乗り越えていこう!」

というとてもきれいなことが説かれていて、「頑張ったら当然、能力に見合った昇給もあるよ!」というご褒美まで用意されています。

給料がそうそう上がらない公務員にとって「昇給」という言葉はとても美しい響きなので、これだけ聞いたら「よし!頑張るぞ!」という気持ちになるかもしれません。

しかし、実際はそんなに甘いに話はありません。

人事評価制度では5段階評価となっており、昇給する場合は最高ランクを獲得する必要があります。

S、A、B、C、Dといった5段階となっていてSランクを取らないと昇給のボーナスを獲得することはできません。

一方で、Dランクを取ってしまったら、場合によっては懲戒処分の対象になる可能性があります。

懲戒処分とは地方公務員法第29条に規定されている戒告、減給、停職または免職のいずれかになります。

それでは実際に私の職場での人事評価の状況について紹介していきます。

人事評価制度の昇給は夢のまた夢の話

私の知る限り職場で昇給した人はいません。

SランクどころかAランクを取った人ですらほんの数人程度の話で、昇給なんて夢のまた夢の話になっています。

私自身Sランクは取れなくてもAランクはもらえるだろうという自信があるほどに努力していた時期があります。

職場の中でトップクラスの成績をおさめるため、朝早く夜遅くかつ迅速に仕事をしたつもりでいました。

しかし、私に下された評価はBランク、いたって普通というものでした。

上司に評価基準の説明を求めたところ、「目の前の仕事ができるのは当たり前の話」と言われました。

その説明に疑問を感じた私は、「ではどのようにすればAランクやSランク」が与えられるのかと尋ねたところ、上司からは「それは教えられない。」と言われました。

その時に私は実感しました。

公務員の仕事という決められた内容の中では、どれだけ頑張ったとしてもAランクやSランクを取ることができないということに気が付きました。

民間企業などであれば一大プロジェクトとして、革新的な提案をすることにより評価されることもあるかもしれません。

営利追及という意味で、会社の売り上げに貢献しているのであれば、本人の手柄はとてもわかりやすいことでしょう。

しかし、公務員の仕事はあくまでも法的に決められた仕事、法に基づいて行うものになります。

民間企業のように利益追求することはできませんし、革新的なアイデアというものを生み出すこともほぼ不可能な話です。

なので、仮にSランクを取って昇給するような人間が現れたとしたら、それは何かしら裏の力が働いている可能性があるということです。

実際に私の周りでSランクを取って昇給している人の話を聞いたことがないので、これは憶測にすぎないのですが。

きれいな言葉を並べて蓋を開けたらパワハラ濫用の武器

私は別の記事でパワハラについての話をしました。

【↓詳しくはこちらをどうぞ↓】

【公務員のパワハラ】どんな仕事であってもパワハラのリスクはなくせない

私の職場ではパワハラを平気で行う人間が人事担当部署に擁護され、次々と昇格をしています。

そのような人間を平気で昇格させるという組織は本当にどうかしているのですが、問題はそのような人間が昇格してからの話になります。

人の人生を平気でめちゃくちゃにするような人間が、中立公正な立場で部下の人事評価を行えるはずがありません。

感情やそのサイコパスな持論により精神攻撃をしてくるような人間に、そもそも国が掲げているような趣旨で人事評価ができるはずがないのです。

実際にそのようなパワハラ上司の下についた部下の人事評価というものはとても悲惨なものです。

パワハラ上司に毎日罵倒され、サービス残業も余儀なくされ、心身ともに疲れ果てている上に、人事評価も最低ランクかその一個上でつけられてしまっています。

最初の方で説明しましたが、人事評価で最低ランクを付けられると公務員には致命的で懲戒処分の対象になってしまう可能性があります。

パワハラで心身のダメージを与えられている上に社会的地位も奪われかねない状況が生まれているのです。

どれだけきれいな言葉を並べて人事評価制度の導入しても、実情はパワハラ上司によるパワハラを行うための武器になってしまっています。

公務員安定時代の終焉【運が悪ければクビになる時代】

以上が公務員の人事評価制度に関する話となっています。

実際はご褒美を与えてもらうことのできない、ただの首切りの制度にしか感じることのできない結果となっています。

どれだけ頑張っても評価に変わりがないのであれば、むしろやる気をなくしてしまうという職員も少なくはありません。

そして、上司、職場環境によっては人事評価制度が牙をむいてくる可能性もあります。

パワハラ上司いる職場、ハナから達成困難な仕事を要求されるような職場では公務員の懲戒処分を実行するための大義名分となってしまいます。

これまでは公務員をクビにすることはとても難しいこととされていました。

犯罪を犯さない限りは仕事をしなくてもクビにならない夢の仕事とされてきましたが、今ではこの人事評価制度を巧みに使うことでうまく行けば数年以内に公務員をクビにすることが可能となりました。

「公務員はクビにならないし、給料も多いし本当にふざけている!」

とか言う人たちがいまだにいますが、現実はそんなことはなく組織として職員のクビを切ろうとすればいつでもクビが切れる時代なのです。

私たちからしたらいつクビになるか分からない状況です。

パワハラ上司、気の合わない上司などとの遭遇によりいつ職を失ってしまうかもわからないので、公務員が安泰である時代は終わっていると伝えておきます。

公務員であっても民間企業であっても雇われている以上、いつ自分の仕事がなくなるのかがわからない時代が到来しているのです。

なので、これからは自分の力で生きていく術を手に入れて行く必要があります。

公務員であったとしても、いつクビになっても生きていけるような方法を手に入れないといけません。

これまでのように乗っていたら退職まで安定して浮かんでくれる船はもうなくなったのですから、いつ海に投げ出されてもいいように泳ぐ力を手に入れておきましょう。

一緒に泳ぐ力をつけて、これからどうなるか分からない人生を自分たちの力で泳いでいけるようになっておくべきです。

「運悪くクビになってしまった。」

と後悔したときにはもう既に手遅れです。

何があっても大丈夫だと思える人生を送れるように一緒に備えをしていきましょう。

私はこのブログを通じて、そんな備えについての方法や情報を共有することができたらいいなと考えています。