民間から公務員へ転職を考える人は最終確認【現役公務員が語る実態】

どうもアゲハです。

私は勤続13年の現役公務員です。

今回の記事は、民間企業から公務員への転職を考えている人に対する内容となっています。

  • 安定した給料
  • 定められた労働時間

を求めて、民間企業から公務員への転職を夢見る方は多いです。

しかし、本当に公務員へ転職する選択が正しいのでしょうか。

これから紹介する内容をぜひ参考にしてください。

民間企業から公務員へ転職すること=成功ではない

公務員であれば、現状を改善できると思って受験する人が多いです。

でも、公務員になったからと言って、必ずしも成功するとは限りません。

その理由は次の2つです。

  • 公務員といっても職場によって環境は異なる
  • 公務員のブランドはあてにならない

それぞれ見ていきましょう。

公務員といっても職場によって環境は異なる

公務員だと言っても、すべての職場が同じではありません。

たとえば、役所の場合だと、自治体によって仕事のキツさは異なります。

治安の良い役所に比べると、悪い役所は住民対応が困難になります。

問題が起きる場合も多く、自然と業務量も増えるのです。

また、同じ勤務地であったとしても部署によって異なる場合もあります。

内部の関係調整を行う人事担当のような部署は定時で帰れる可能性が高いです。

一方で、クレーム対応を行うような部署の場合は、帰宅時間にバラつきがでます。

劣悪な勤務地に勤め、劣悪な部署に配属されようものなら、民間企業より苦しむ可能性は十分にあります。

公務員のブランドはあてにならない

公務員なのだから、

法を遵守するだろう

という期待を持って公務員を目指す人もいるでしょう。

ブラック企業に勤め、業務時間が守られていない職場にいる方にとっては、特に気になるポイントだと思います。

たしかに、公務員のスケジュールは法律や条例で定められています。

基本的には、

  • 土日祝は休み
  • 定時(8時半から17時半の間)

となっています。

しかし、公務員だからといって、サービス残業がないとは限りません。

私の職場では、サービス残業や休日出勤が横行しています。

なお、サービス残業が横行する職場実態は次のとおりです。

  • 業務量が多い場合
  • パワハラによる場合

法で定められていようが、職場によって状況は異なるということです。

民間企業から公務員へ転職すべき人の特徴

以上のように、公務員への転職が必ずしも成功とは一概には言えません。

転職によって手に入れたいものが手に入るとは限らないのです。

ただ、もし給与面での安定を求め、転職しようと考える方にはオススメです。

業務内容や勤務時間については、自治体の状況で辛い思いをする可能性はあります。

しかし、給与に関しては、さすがにピンハネされるなんてことはありません。

その点に関してはご安心ください。

とはいえ、不意に給与を下げられる可能性があることも覚えておきましょう。

給与が下がる要因としては、次の2つです。

  • 懲戒処分(減給)
  • 財政状況の悪化

懲戒処分として給料を下げられる可能性があります。

内容としては、

  • 無断欠勤
  • 人事評価制度でDランク

といった感じです。

また、財政状況が悪化したときに、給料を下げられる可能性もあります。

メリットである安定も、状況に応じて損なわれる可能性があると覚えておきましょう。

民間企業から最低ランクの公務員へ転職した人の実態

私の職場は、間違いなく最低ランクの公務員職場です。

そんな最低ランクの職場であっても、民間からの転職者が次々と入庁してきます。

ここからは、実際に民間企業から公務員へ転職した人の生の声を紹介します。

紹介するのは、直近でやりとりのあった2名です。

元銀行員のAさん

多忙な仕事と人間関係に悩み、Aさんは役所に入りました。

持ち前のコミュ力を活かし、順調に成果を上げていました。

しかし、あるときにパワハラ上司のもとに配属されることとなります。

仕事をまったく教えてもらえず、暴言ばかり吐かれていました。

Aさんは、パワハラをなんとか耐えていました。

せっかくなれた公務員を失いたくなかったからです。

しかし、しばらくしてAさんは病気休暇を取得することとなりました。

上司からのパワハラと過度な業務の負担により、うつ病を患ってしまったのです。

復帰したてのAさんに尋ねると、

公務員になってパワハラを受けるとは思わなかった

と言っていました。

思っていた公務員とはだいぶ異なっていたようです。

元SEのBさん

ブラック起業のIT会社を退社して、Bさんは役所に入りました。

連日のサービス残業に耐え兼ねて、公務員へ転職することを決断したそうです。

Bさんは前職のパソコンのスキルが買われて、さまざまな部署に応援する役となります。

通常の業務とは別で、サービスとして動いていました。

おかげで、通常の業務を行うために、残業を余儀なくされます。

しかし、人事担当の方針により、残業代は極力削るように言われました。

結果として、Bさんはサービス残業の日々を送ることとなります。

残業中のBさんに尋ねると、

せっかく転職したのに、前職と大差はない状況だ

と言っていました。

転職したのに、同じ状況だったという結果です。

民間企業から公務員へ転職する前に確認してほしいリスク

一度公務員になると、

  • 自由が奪われる
  • 次の転職先が難しい

といったリスクがあります。

副業ができない

公務員になると、「全体の奉仕者」にクラスチェンジします。

公務員法に縛られた人生を歩むこととなります。

中でも、辛いのが副業を禁止される縛りです。

公務員で安定を求める代償です。

たしかに安定はしていても、大した額でもない給料で一生を終える覚悟が必要です。

次の転職先が難しい

一度公務員になってしまうと、世間からはバッシングの対象になります。

自分が公務員であることを明かすことで、トラブルに巻き込まる可能性もあります。

実際に、私は自分が公務員であることを告げたために絡まれたことが何度かあります。

そして、公務員が合わなくて辞めた場合には、転職が難しくなります。

公務員の脱落者というレッテルを貼られることとなるからです。

民間企業から公務員へ転職する前の最終確認

公務員を辞めたいと考える私としては、公務員への転職はオススメできません。

最近では、SPIや面接試験のみの公務員試験も増えており、受験しやすい環境であります。

ただ、民間から公務員へ転職することが成功するとは限りません。

確実に状況が改善できるとは限らないのです。

また、念願の公務員になれたとしても、多くの自由を失うこととなります。

これはなってみないとの話ですが、私としては息苦しく感じます。

民間企業で辛い思いをさられている方としては、公務員がとても理想の仕事に思えるかもしれません。

いまよりは楽ができるかもしれない、と期待している方もいるでしょう。

しかし、転職で本当に求めるべきものはなにかを今一度検討していただけたらと思います。

以上、公務員職場の実態でした。

参考にしていただけたら幸いです。