公務員になりたい人に伝えたい職場の実態【楽、モテる、勝ち組】

どうもアゲハです。

私は勤続年数14年の地方公務員です。

世間では

“不況が来る”

と騒がれており、近いうちに公務員への関心が集まることでしょう。

  • 安定を求めて公務員になりたい
  • 公務員は恵まれていて憎い

今後はますますどちらの意見も増えるはずです。

今回は、注目を集めるであろう公務員について、職場の実態を伝えていきます。

決して

“憧れたり、嫉妬されるような仕事ではない”

ということを少しでも理解していただけたらと思います。

公務員が勝ち組だった時代

バブル崩壊後、景気にされずに、年功序列により安定収入を得ることのできていた公務員が”勝ち組の職業“と言われるようになりました。

当時は職員の数も多く、1人あたりの仕事量はとても少ない状態。

学歴の差別もなく、誰でも簡単に就職できる、ということでとても魅力的な条件です。

飲酒運転をしようと、暴行を加えようと、職場がもみ消しを図ってくれます。

市民からの批判も少なく、上から目線で働くことのできる公務員という仕事は、業務面、収入面、どちらから見ても勝ち組だったと言えます。

勝ち組の公務員“の中にはバイトも含まれていました。

公務員のサポートしてし雑務をこなすバイトであったとしても、高待遇でとても優雅なものでした。

公務員の現状

勝ち組の時代もせいぜい20年ほどで終わります。

橋下徹氏による維新の会の設立から、公務員の高待遇は「腐敗」として一掃され、以降はややブラックよりの仕事となっています。

これまで楽をしていたのだから当然の報いということでしょうが、行き過ぎた職場の締め付けが職員を苦しめている状態です。

バイトの現状

“封筒に手紙を入れ、談話するだけの仕事”

夢のような仕事として、公務員のバイトはとても華やかなものでした。

時給1000円を高単価であり、有給も付与される高待遇ぶり、主婦から学生までバイトの応募が殺到していたものです。

少々不出来でもクビになることもないので、公務員のバイトも憧れの仕事でした。

ところが、今では給料に見合わないと責任とストレスに溢れた仕事となっています。

正職員と同じ責任の仕事を任され、少しでも都合が悪いと契約が終了となります。

忙しくなったら募集をかけ、用が済めばすぐにクビを切ります。

生計を立てるため、長期契約を希望していたとしても関係ありません。

公務員のバイトと言えども、職員同様の制限があります。

副業禁止の制限を受ける上に、都合よく切り捨てられるので、生計を立てたい人は他のバイトを選んだ方がよいでしょう。

正職員の現状

勝ち組時代のような、給与、身分の安定はありません。

年功序列制度はあるものの、昇給額は微々たるものですし、一定の給与額に達すると昇給はストップします。

平社員の場合、定年まで勤めあげたとしても、毎月の手取り額は30万円ほどです。

また、人事評価制度が導入されたことにより、合法的にクビにすることも可能となりました。

評価する側が裁かれることなく、クビの危険に晒されるのは下の人間です。

サイコパスなパワハラ上司に評価されることとなったら、不当解雇も実現可能となります。

そして、公務員の数が減っていく中、業務量は増えています。

業務に見合わない給料で苦労しているにも関わらず、世間からのバッシングがやむことはありません。

一部の国会議員のような高給公務員と一括りにされ、仕事をせずに高い税金を食い物にしていると罵られます。

大変な仕事をさせられている上、公務員という特殊な業種のせいで、嫌な思いをする可能性はたくさんあります。

公務員を目指す前に考えてもらいたいこと

現状、公務員になるためには、高倍率の試験を突破する必要があります。

地域によっては、学歴差別や地元の権力を必要とする文化も色濃く残っている状態です。

それらの超高難易度の条件を突破して、晴れて公務員になれたとしても、その先に待つのは楽園ではありません。

  • 薄給で膨大な業務量
  • 世間からの批判
  • ハラスメント
  • やりがいのない、つまらない仕事

クビになる可能性もありますし、あえて公務員を目指す必要性、旨味は全くありません。

ちなみに、

公務員になったらモテるのか?

と聞かれることがありますが、全くそんなことはありません。

職場の同僚のほとんどは、社内恋愛かゼクシィでパートナーを見つけています。

合コンをしても、ちやほやされることなんてありませんので、公務員でモテを期待するのは諦めた方がよいです。

難易度の高い公務員を受けるためには、多くの時間と費用がかかる可能性があります。

私自身、公務員試験のために予備校代と大学の2年間をフル活用しました。

しかし、そんな努力の果てに叶えた公務員の人生は、最悪なものでした。

今後、世間の不安から、公務員が注目されることとなるかもしれません。

安定を目指して公務員になろう

ひと昔前の勝ち組時代の公務員を目指す人が増えることでしょう。

ただ、みなさんが決してそのような誤った情報に惑わされないことを祈ります。

“多くの時間と苦労の先に公務員になったとしても楽園ではない”

この記事を読んでいただいた公務員志望者の方に、実態を知っていただき、自分にとって最良の選択をしていただけたらと思います。