
どうもアゲハです。
私が公務員試験を受験していたときには、小さな自治体であっても専門科目の試験がありました。
どのような筆記試験であっても、難易度が高かったものです。
みっちりと勉強しなければ突破することが困難でした。
しかし、最近では試験の形態が変わっているようです。
昔に比べると、筆記試験に比べて、面接試験を重視する自治体が増えているようです。
さらに、
- 年齢制限の緩和
- 学歴を問わない
など、公務員を目指すチャンスが増えているように思えます。
しかし、そこには大きな落とし穴があります。
今回は、現役公務員として働く私が感じている公務員試験の闇について紹介します。
全ての職場に共通する話ではないかもしれません。
ただ、もしかしたら
“面接のみの公務員試験”
にはからくりがあるかもしれませんので、ご注意ください。
面接のみの公務員試験に隠された落とし穴
面接試験のみの公務員試験は、一見すると誰にでもチャンスがあるように思えます。
面接だけであれば、勉強していなくてもなんとなく通りそうな気がするはずです。
しかし、実際のところ、チャンスがない場合があります。
なぜなら、コネを持つ人のみで採用枠が埋まっている可能性があるからです。
面接試験の採点は、筆記試験と異なり目に見えないポイントとなります。
いくらでも主催者の思うように、試験結果を持っていくことができるということです。
採用人数が多い場合は、枠が残っているかもしれません。
しかし、もう少人数の場合は、すで採用枠が埋まっている可能性も高くなってしまいます。
面接のみの公務員試験で使われる強い力【コネ】
面接のみの公務員試験で使われるコネとしては、主に次のとおりです。
- 自治体の幹部の親族、知人
- 議員の親族、知人
- 地域の有力者
中でも、人事決定権を有する自治体の幹部の親族や知人のコネは強力です。
仮に不正を訴えられても、面接のみの試験であれば、証拠が残りません。
たまたま親族や知人であった
という結果が残るだけです。
なので、最終決定権を有する人間のコネはやはり強い力となります。
【騙されてはいけない】面接のみの公務員試験の建前
自治体が公務員試験で面接を重視する場合、
住民ニーズの多様化に対応するために有用な人材を雇う
ことを建前とします。
勉強よりも大切なコミュニケーションの能力などを測りたい
のかもしれません。
たしかに、勉強よりも大切な能力がある点、については一理あります。
現場の実情として、どれだけ勉強のできる人であっても
- クレーマー対応をして精神を患う人
- 融通の利かない人
- プライドが高くて扱いづらい人
仕事ができる人間であるとは限りません。
公務員試験の筆記で好成績を収めても、仕事ができるか否かは別問題です。
とはいえ、面接のみで判断できるか、というのも疑問です。
なぜなら、試験は試験だからです。
試験の場合は、あらかじめ準備時間があります。
そして、試験のことだけに全神経を集中させて望むことができます。
あらゆる対応を求められる仕事とは状況が大きく異なります。
なので、面接をしている姿だけを見て、その人の能力が見抜けるわけがないのです。
これが仮に、しつこく面接試験を行う場合であれば、話は変わります。
10回、20回と面接を繰り返せば、もしかしたら能力が見えることがあるかもしれません。
にも関わらず、たった数回の面接しか行われないのであれば、別の可能性が見えてきます。
コネを使った採用を隠すための建前だということです。
面接のみの公務員試験は避けるべき
以上のように、面接のみの公務員試験は怪しいものです。
実際に私の所属する自治体では、明らかに
が行われています。大勢の受験者の中から、
たまたま選ばれた人間が幹部の知人や親族であった
と言うには不自然な採用です。
このように、実際にコネが大きな力を発揮している自治体は存在します。
なので、本当にフェアな公務員試験に臨むのであれば、
高難易度な筆記試験を実施している自治体
を受験するべきです。
冒頭でも紹介したとおり、筆記試験はごまかしようがありません。
試験の採点結果は第三者機関に委任するので、不正ができないのです。
ということで、今回は私が実際に感じている公務員試験の闇について紹介しました。
一見すると、面接のみの公務員試験はチャンスに思えます。
しかし、誰にでも挑戦権があるような試験には相応の落とし穴があることも覚悟しておいてください。
この記事を読んでいただいた方が、理不尽な決定を受けずに済むことを祈ります。