
どうもこんにちはアゲハです。
私は市役所に勤めていますが、関わる市民の方からたまにこんなことを言われます。
「この給料泥棒!俺らの税金で暮らしやがって!」
「俺らが狭い家に住んでいるのに、お前らはさぞ豊かな暮らしをしてるんだろうな!」
「お前らは給料もらいすぎ!もっと少ない給料で働け!」
さぞ公務員が高い給料で働いているような口ぶりでバッシングをしてくるのですが、いったい私たちがどれだけの給料をもらっていると思っているのでしょうか?
確かに公務員になったことのない人には公務員の給料は想像ができないかもしれません。
実際に私も民間企業に勤めたことがないので、民間企業の同年代の給料がだいたいどのくらいなのかも友人から聞いた以外では全く想像もできません。
にも関わらず、公務員の給料はとても高いというイメージを持っている人がたくさんいます。
今回はそんな公務員である私の毎月の給料の手取り額を紹介したいと思います。
公務員の給料が高いと思われがちですが、実際のところはどうなのか?
現在民間企業に勤めていて公務員への転職を考えている方、あるいは高校や大学を卒業してこれから公務員になろうとしている方の参考になればよいと思います。
公務員の給料(4年制大学卒、勤続13年の市役所職員の手取り額)
※100の位の金額はだいたい、100の位以降の金額は切り捨てしています。
●毎月の給料
総支給額 320,000円
各種控除額(社会保険料、所得税、住民税など) 90,000円
手取り額 230,000円
●ボーナス(年2回)
総支給額 650,000円
各種控除額(社会保険料、所得税など) 140,000円
手取り額 510,000円
公務員の給料は高いですか?それとも低いですか?
いかがでしょうか?
みなさんからしてこの額は高いと思いますか?
ちなみに私は大学を卒業して、ストレートで公務員になったのですが、入った頃から全然給料は変わっていません。
勤続年数は増える一方なのに、給料は上がる気配が全然ありません。
この金額を見た時にもちろん賛否両論あると思います。
公務員の給料が少ないと思う人もいれば、それこそ税金をもらって楽な仕事をしているくせにもらいすぎていると思う人の方が多いかもしれません。
しかし、私は今の給料に全く満足していません。
むしろ不満にすら感じています。
仕事でもプライベートでも公務員というだけで白い目を向けられたり心ない言葉をかけられますし、実際の業務内容も過酷で職場環境も最悪です。
とても世間が思っているような給料に見合った仕事ではないと私は感じています。
ひと昔前であれば、何もせずにただ業務終了まで遊んでいても、給料が上がっていく時代だったかもしれません。
確かにそんな時代であればバッシングを受けるのも仕方がないことでしょう。
しかし、そんな時代はとっくの昔に終わってしまいました。
今は処理しきれない仕事を抱えながら、市民からきつい言葉を浴びせられて、給料もろくに上がらないのが公務員なのです。
できれば関わりたくない市民や関係機関と関わり、心ない言葉をかけられまくる精神不衛生な業務内容を終え、やっとの思いで帰宅してもテレビをつけたら公務員の不祥事を叩くニュースばかり流れています。
また、楽だと思っていた仕事も、一見単純作業の業務内容に思えますが、その実態は曖昧な場面が多く、上司の指揮系統もめちゃくちゃで、いろんな人間のいろんな意見に振り回され、最終的には責任をなすりつけられることは珍しくありません。
このような日常的な苦痛に耐えて得られる現在の給料が高いだなんて思ったことは一度もありません。
公務員の給料を目指すなら民間企業で副業を始めた方がよい
とはいえ、実際に同年代で大手の企業に勤めているにも関わらず、手取り額が15万円ほどの友人がいるのは事実で、その友人からすれば私たちの給料はとても高いと思われるかもしれません。
しかし、それはあくまでも雇われ同士で比べたときの話です。
「公務員」と比べたらというところにこだわりすぎていると感じます。
この世の中には私たちより年下で、多くの年収を上げている人間がたくさんいます。
芸能人やyoutuberなんかであれば1カ月で私たちの年収を超えてしまうような人間がゴロゴロといます。
それなのに、公務員の給料が高いから公務員だけをうらやましく思うのはもったいなくないですか?
他にも収入を得る方法が山ほど溢れているにも関わらず、雇われの公務員だけを見つめて視野を狭めてしまうのはとてももったいないことです。
確かに現在の給料がとても安くて公務員になって昇給を目指したいという考えをされる方も多います。
公務員になったら現在よりも生活が豊かになることを夢見ているかもしれません。
しかし、月数万円を求めて公務員になるのであれば、今の仕事のままで副業を始めて収入増加に努めた方が良いです。
公務員になったら最後、どれだけ仕事が嫌だと感じても色々な法律に固められているせいで副業をすることもできず、逃げだすことはできなくなってしまいます。
幸せを求めるなら給料という考えを捨てた方がよいかもしれない
「公務員の給料がうらやましい。」
「公務員はボーナスが確実に支給されるからうらやましい。」
結局、「給料」という言葉にばかり目がいってしまっているということは、誰かに雇われることが当たり前になってしまっています。
たくさんの可能性があるにも関わらず、視野の狭い人生を送ってしまっています。
確かに自分で起業することなんて考えたこともなく、会社に入って定年を迎える人の方が圧倒的に多いです。
どちらかと言えば、日本人のほとんどはサラリーマンになるための教育を受けて、なるべくしてサラリーマンになっています。
私も何の疑問も持たずに公務員になり、楽な人生を送っていけると考えて疑っていませんでした。
しかし、実際に公務員になったら病気になるわ、プライベートの時間はなくなるわで、全然幸せな未来を実現することができていません。
「雇われ」で「給料」をもらう生活では、自由はなく限られた時間を急ぎ足で過ごさないといけません。
公務員である私の給料額を見た方と私の給料額に桁違いの差があるのであれば、私の給料をうらやましく思うかもしれません。
しかし、実際のところ同じサラリーマンであればそんなに大差はないはずです。
大差がないのにも関わらず、うらやましく思うのであればそれはとてももったいない話です。
もっと上を目指せる可能性があるのにも関わらず、公務員の大したことのない給料にとらわれてしまっているということになってしまうからです。
なので、私の給料を見ていただいた方には是非とも「雇われ」「給料」が人生の全てではないということを考えていただけたらと思います。
私自身現状、公務員でまさに「雇われ」のため偉そうなことは言えないのですが、ただいつか必ず自由になってやるという気持ちは持ち続けています。
お金の面でも、時間の面でも自由を手に入れることを願っています。
私は毎月の手取り20万円前後で悩む生活を抜け出したいと考えています。
みなさんも他の人の給料、公務員の給料を気にするのでなく、自分で収入を生み出していきましょう。